厚生労働省の発表によると、2025年の自殺者数は全体では2万人を下回ったものの、小中学生は538人に達し、過去最多を更新しました。大人の自殺が減少傾向にある一方で、子どもたちの心の危機はむしろ深刻化しているという現実を、この数字は突きつけています。一人ひとりの数字の向こうに、助けを求められなかった子どもの姿があることを忘れてはなりません。
品川区ではスクールカウンセラーの全校配置や2024年に区長部局にいじめ担当を置くなど支援体制が整備されてきましたが、538人という数字は現在の対策では到底十分でないことを物語っています。子どもがSOSを出しやすい環境をつくること、そしてそのSOSを確実に受け止められる大人が身近にいることが何より大切です。
子どもたちの命を守ることは政治の最も基本的な責任です。私は区が策定している「自殺対策計画」で掲げている「自殺死亡率の目標値」を0人にするべきと区議会で何度も取り上げてきました。(令和8年は10万人あたり11.5人)
「目標を達成できても0でければ尊い命が失われている。喜ぶことはできない」
「難しい目標であっても0を目標にすることは誰一人自殺者をださないという区からのメッセージになる」
自殺対策を学校だけに任せず地域全体で見守る仕組みの構築、SNS相談窓口の拡充、そして子どもたちが「生きていていい!」「生きててよかった!」と心から感じられる社会の実現に向けて、全力で取り組んでまいります。